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「自分らしく生きる」ための
介護サービスを目指して

支援員
 
安藤 さん

どんなお仕事をしていますか?

ご利用者様の食事・入浴・排泄の介助をはじめ、一緒に過ごしやすい居室環境を作ったり、体操や歌で身体を動かし、ご利用者様によりその方らしくその方の生活を送って頂けるよう支援しています。

お仕事の魅力(どんな時にやりがいを感じますか?)

立つことが難しいご利用者様やベッドに座っているのが難しいご利用者様など、私たちにとっては簡単なことでも、介助が必要な方が多くいらっしゃいます。
その方が、わたしたちの支援とご利用者様との力を合わせ、だんだんとご自分で出来るようになっていく姿が見られたときにはとてもうれしく、やりがいを感じます。

お仕事をしている中で大変なところは?

ご利用者様が「帰りたい」「ここは嫌だ」と受け入れるのに時間が掛かる時は大変なことがあります。
生活の場が変わって、見慣れない部屋、知らない職員や他の入居者様の中に突然入るわけですから、当たり前です。
認知症の方は特に理解が難しく、落ち着かれない事が多くあります。できるだけご本人の生活を守りながらも、安全を考えながら、慣れて頂けるまで対応を試行錯誤している時は大変です。
認知症でない方でも、理解が出来るからこそ、我慢してしまったり遠慮してしまったりとご自分の気持ちを素直に言えず溜め込んでしまう方が多いので
コミュニケーションを多くとり会話の中から気持ちを汲み取ったり、表情で気付いて差し上げる事が必要です。

でも、そのご利用者様が慣れて下さり、笑顔が多くみられたときには大きなやりがいを感じます。

お仕事をはじめて変化したことはありますか?

仕事も私生活も、問題にぶつかったとき、「これは無理かな」「難しいかな」と諦めがちな私でした。しかし、この仕事を始めて、ご利用者様がひとつでも、
些細な事でも自分で出来るようになるために考えるようになったことで、すぐに「無理」「厳しい」ではなく、「どうしたらできるかな」をまず先に考えるようになりました。
小さな目標をコツコツと達成する事で大きな目標達成につながることを知り、考え方が前向きになりました。

お仕事中にあった印象的なエピソードを教えて下さい。

入社当時、仕事が不慣れな私に「ダメよそんなんじゃ」「へたくそ」などと厳しくされるご利用者様と出会いました。はじめは苦手なご利用者様でしたが、仕事に慣れ、その方との関係も築けてくる中で、ご利用者様の厳しい言葉も減り、いつしかお友達のような、家族のような話をするようになっていきました。

私の私生活の相談や仕事の相談をしたこともあります。そんなときも「そんなことばっかり言ってないでシャキッとしなさい」と喝を入れて下さったこともありました。

8年の月日を過ごし、その方は苑で最期を過ごされる事になりました。お話が出来るときには普段と変わらないくだらない話をしたりいつもと同じように過ごしました。

最期のとき、私は感謝の気持ちをすべて感情のままに伝えました。「ありがとうございました。」と伝えたとき、その方から涙がこぼれました。

出会いから別れまで、うれしいことから悲しいこと、つらいことすべてを経験させてくださった方でした。私ははじめにこの方と出会うことが出来て介護士として

本当に良かったと思っています。出会いも別れも忘れられないエピソードです。

今後の目標(今後、どうなりたい?)

これからさらに介護についての知識を増やし、現場で生かしてよりたくさんの経験をして私と出会ったご利用者様に「ここで過ごせてよかった」と思っていただける

支援員になることが第一の目標です。そのあと、これから介護の仕事をする方、介護の仕事をしている方に、私の知識・経験を伝え、多くの介護士にやりがいをもって仕事ができるよう働きかけたいと思っています。

施設の雰囲気を教えてください。

職員同士の仲が良く、ユニットフロアもおうちのようで、アットホームなところが私は大好きです。

支援員の声、ご利用者様の声がよく聞こえてくる、明る雰囲気です。

 

求職者へメッセージ

「介護の仕事は大変」といわれる事がまだまだ多く、私自身も周りから「若いときからよくその仕事しているね」といわれる事が多かったです。

私も仕事をはじめるまでは「わたしにできるかな」と不安な気持ちが大きかったです。

でも、はじめてみると一人のご利用者様のことを職員の仲間たちと一緒に良くなる方向へ考え実際に成功した時にやりがいを感じ「わたしにもできた」と思いました。

ご利用者様と一緒にお茶をする時間やテレビをみて感想を言い合ったりと、ご利用者様にとってはここが生活の場ですから、わたしも生活の延長として過ごすこともあります。

「わたしには無理」などと思っている方がいれば、「わたし」の考え方や視点がご利用者様の為に役に立つ事がたくさんあると思います。

ご利用者様が自分で出来るように、どうすればいいのか考える事はひとりではありません。みんなで力を合わせて達成へと向かいます。

とっても魅力的な仕事だと私は自分の仕事に誇りを持っています。ぜひ、一緒にポジティブライフを送りましょう!